まきの司法書士事務所

TOP 基礎知識 遺言書は、家族への最後の...
 
       

遺言書は、家族への最後の思いやり〜名古屋市千種区で遺言のご相談なら まきの司法書士事務所〜

「うちは大した財産がないから遺言書なんていらない」と思っていませんか?

実は、遺言書は「財産の多い人」だけのものではありません。

むしろ財産の少ないご家庭の方が、相続をめぐって争いになる可能性が高いというデータもあります。

たとえば――

  • 子どもたちが複数いる
  • 再婚や離婚を経験している
  • 子どもがいない夫婦
  • 法定相続人以外(たとえば内縁の妻、介護してくれた子供の配偶者など)に財産を残したい

こういったケースでは、遺言書があるかないかで、残された人たちの「その後の生活」が大きく変わるのです。

遺言書があると、家族が安心して前を向けます 

遺言書を作っておくことは、自分の「意思を伝える」だけでなく、家族への思いやりでもあります。

遺言書を残すことで:

✅ 家族間のトラブルを防げる

✅ 手続きがスムーズに進む

✅ 誰にどれだけ財産を残すか、自分で決められる

✅ 相続人以外の人(お世話になった人など)にも財産を残せる

✅ 相続税対策にもつながることがある

など、“争続”を防ぐための強力な手段となります。

遺言書がないとどうなるの?

遺言書がなければ、「法定相続人全員」で話し合い(=遺産分割協議)を行い、全員の同意を得なければなりません。

しかし、現実にはこんなトラブルが起こることも……

  • きょうだいの中に連絡が取れない人がいる
  • お嫁さんやお婿さんが口を出してきて、話がまとまらない
  • 「お母さんは私に全部渡すと言っていた」と主張する人がいる
  • 長男と次男の間で意見が対立している
  • 遠方に住んでいる相続人の協力が得られない

こうした問題が起きると、不動産の名義変更や預貯金の解約が何ヶ月、時には何年もできないままになることもあります。

こんな方に遺言書をおすすめします

遺言書はすべての方にとって有効ですが、特に次のような方は、早めにご準備されることをおすすめします。

●子どもがいないご夫婦

→ 夫婦のどちらかが亡くなると、法定相続人は「配偶者+亡くなった方の兄弟姉妹」となります。兄弟姉妹には遺留分がないため、遺言で配偶者にすべて相続させることが可能です。

● 再婚や離婚経験のある方

→ 前妻・前夫との子どもも法定相続人になります。連絡が取れない子がいたり、関係が悪いと遺産分割が進まなくなるリスクがあります。

● 法定相続人以外に遺したい人がいる

→ たとえば、長年介護してくれた子どもの配偶者や、内縁の妻・夫、親しい友人など。これらの方は遺言がなければ一切相続できません。

● 自分の意志で財産の分け方を決めたい方

→ 「特定の子どもに多めに渡したい」「不動産は長男に、預金は次男に」など、自分の思いを反映できます。

遺言書には種類があります

種類主な特徴メリット注意点
自筆証書遺言ご自身で手書きして作成手軽・費用がかからない内容に不備があると無効になることも
公正証書遺言公証役場で公証人が作成、原本は保管される確実性が高く、検認が不要作成費用がかかる・証人が2人必要
自筆遺言書保管制度自筆証書遺言を法務局で保管(令和2年開始)紛失・改ざんのリスクがなく安心書き方の誤りには注意が必要

当事務所では、それぞれのメリット・デメリットを丁寧にご説明し、お一人お一人に最適な方法をご提案します。

よくあるご質問(Q&A)

Q. 遺言書って、自分で書いて机にしまっておけばいいんですよね?
A. 自筆でも有効ですが、方式の不備があると無効になります。また、保管や紛失、改ざんのリスクもあるため、法務局や公正証書遺言の活用がおすすめです。

Q. 認知症になってからでは書けませんか?
A. 遺言書には「判断能力」が必要です。認知症が進行すると作成できない可能性があるため、元気なうちの作成がとても大切です。

Q. 遺言書を作るのにどれくらい費用がかかりますか?
A. 内容や形式によって異なります。目安としては、数万円~十数万円程度。ご相談のうえお見積りを提示します。

まきの司法書士事務所では、女性のご相談も多く受け付けています

名古屋市千種区にある「まきの司法書士事務所」では、地域密着型で、親しみやすく丁寧な対応を心がけています。
相続や遺言について、こんなお悩みはありませんか?

「私が元気なうちに準備しておきたい」

「夫に何も準備がないけど、どうすればいいの?」

「子どもたちが揉めないように、今のうちにできることは?」

どんな小さなご不安も、まずはお気軽にご相談ください。

初回相談は無料です。平日夜間や土日祝の対応もご相談いただけます。

【事務所名】
まきの司法書士事務所

【所在地】
〒464-0821
愛知県名古屋市千種区末盛通5丁目23番地1 J’s本山4A

【電話番号】
052-990-3731

【営業時間】
平日 9:00~18:00(事前予約で夜間・土日対応可)

【アクセス】
地下鉄東山線、名城線「本山駅」から徒歩1分